兵庫の外壁塗装・塗装工事を一括見積もり

1.実施する時期について

2.外壁の色の選択など

3.塗装作業について

4.塗装後

外壁塗装は駆け込みの業者に依頼しました。
初めは無料で外壁診断をしてもらいましたが、当然外壁塗装業者なので塗装が必要との判断を言ってくると思いましたが、意外とすぐに塗装しなくても大丈夫との診断を出してきました。
しかし、建物の方角によっては劣化が進んでいたり、一部ではサイディングの変形があるとの診断でした。

実際立ち会ってみましたが、素人の私でもわかる診断通りの状態でした。
長々と営業担当と話をしているうちに、信用しても大丈夫かと思い、見積もりをお願いすることにしました。

見積もりは３種類の塗料でお願いし、それぞれの特徴の説明を聞きました。
大きくは①安価ではあるが耐用年数は短いもの、②普通、③塗料は高いが、耐用年数は長く、断熱効果もあるので光熱費も抑えられるものでした。

気分的にはまだ塗装するつもりではなかったのですが、いずれかはしないといけないこともあり、それぞれの塗料のサンプルを用いた破損テストや、水は通さないが、空気は通すような実験など、施工事例の写真も見せて貰いました。
一旦、見積もりを受け取り説明も聞いたので、検討し返事は翌日にするとだけ伝え、営業担当者には帰って貰いました。

翌日来ても断ろうと思っていましたが、翌日上司とともに営業担当がやってきて、開口一番に昨日の見積書は破棄してくださいと言ってきました。
なぜかと聞くと私の自宅周辺は新規分譲地であったため、ほとんどの家の築年数が同じで、ほとんどの家が数年以内に塗装の適正時期を迎えるので、営業するのにこんなにいい場所は無いとのことでした。
そこでなんとか１件でも施工して会社名を売りたい、また、施工品質も近隣の方に見てもらいたいと考え上司とともに来たようです。

初めの見積には当然足場材やその設置費用なども入っていたのですが、③の塗料は高いが、耐用年数は長く、断熱効果もあるものに限っては、全ての手数料は値引きするといった内容で、更に塗料料も少し値引きをするとのことで、当初の半値くらいで②の見積額と同様でした。

この内容には正直お得感を感じ、どうせ数年以内には施工するのであれば安い時にしたいと思いました。
条件も施工中に会社名の看板を出すことと、施工時期は機材の都合で施工会社都合にさせて欲しいことだけだったので、思い切って施工することに決めました。

施工すると決めて一番悩んだことは、カラーです。
今と同じようなカラーにするのか？イメージチェンジするのか？です。
元々のカラーはツートンカラーでシックな感じですが、コンクリート調にするのもいいかなと思い妻と議論した結果、今の色合いのまま、高級に見えるカラーに決めました。

施工ですが、施工会社に任せて欲しいとのことでしたが意外と早く施工が開始しました。
足場を組む際や、シート養生も非常に丁寧で、隣家にも事前の挨拶をきちんとしていました。
近隣で営業したい思いなら当然ですが。

施工完了後も、一緒に外周全てを確認し、少しでも気になる箇所は手直ししますとのことで、数箇所の手直しをお願いしましたが、気持ちよく対応していただきました。
また、塗料が余ったとのことでしたので、ブロック塀や、門柱も白色塗装をしてもらいました。

今回、思いがけないタイミングで外壁塗装をしましたが、営業熱心な営業担当さんやその上司さんのこちらが根負けするような営業活動や商品説明、職人さんの日々の丁寧な報告など、施工に満足するだけでなく、過程にも満足することができました。
今回は満足でしたが、やはり、安い買い物ではないことと、大切な我が城の施工を任せることには本当はもう少し時間をかけて検討、リサーチしても良かったかなとは思います。

我が家は築25年であり、阪神淡路大震災を耐え抜いていることもあってか、ところどころひび割れが見られ、塗装もかなり剥げていた。

そのため塗装工事をネットで調べ、見積をとって実施するかどうかを考えてみることにした。
ネットでホームページが充実している2社を選び、それぞれ見積を依頼した。
見積の際には、業者の営業の人に家に来てもらい、どのような方法で塗装するのかという工事方法の説明や、見積書の明細がそれぞれどのような作業を指すのかについて、説明をしてもらった。

それと比較して、2社目の営業の人はあまり熱心な感じではなく、出された見積書もあまり詳細に書いておらず、詳細な説明を求めてもちゃんとした答えが返ってこなかった。

出された値段自体は1社目の方が高額ではあったものの、2社目の方に頼むのは不安であり、差額についても工事の方法からして納得することができたため、最終的には1社目の方に依頼することにした。
ここから、営業の力は客の意思決定に大きく影響を与えるのだということが分かる。

金額については、最初は150万円で提示されていたものの、もう1社が120万円で提示してきたという事実を伝えると、130万円まで下げてくれた。
今になって思うが、この時に見積を2社だけでなく、4〜5社に依頼して引き合いに出していればおそらく120万円までは下げてもらえたのではないかと思う。

実際に工事をしてもらった時期は夏場だった。
特に業者から依頼されたわけではないものの、毎日差入を渡すようにしていた。
差入の量はその日に工事に参加している作業者の数によって変えていたが、基本的には缶コーヒーを渡すようにしていた。
なお差入の内容については、初回の工事の際、作業の方に何がいいか聞いたところ、缶コーヒーを望む人が多いという回答を得たため、缶コーヒーとした。

工事をしてもらっている最中は、基本的に窓は開けないようにして欲しいということを営業の人からは言われていた。
その理由は、有害な気体が発生している、ということは特にないらしいが、塗料の匂いが人によっては不快であり、気持ち悪くなる人がいるからだということだった。
そのことをすっかり忘れた私は、夏場であったということもあり、ついつい換気をするために窓を開けてしまった。
その際、タイミングが悪かったようで、塗料の匂いが部屋に入ってきて、しばらく部屋からその匂いが抜けなかった。
私はその影響で気持ち悪くなり、すぐ後に食べようと思っていたお昼ご飯を食べることができなかった。

工期としては足場の設置工事に始まり、足場の解体工事が終了するまで、2週間ほどかかった。
もともと見積の際にそれぐらいの期間がかかることは説明されていたため、想定の範囲内だった。

工事中の注意事項としては、上記で失敗談として書いているように、窓を極力開けないようにすること、ベランダが使用できないため、洗濯物を干すことができないことの2点だ。

仕上がりは、素人目なのでどこまできちんとできているかは分かりかねるものの、特に問題ないように思う。
なお、工事から1年以上経過しているが、今のところは特に問題がない状態が続いている。

今回の塗装工事の最終的な決め手としては、営業の人の知識や態度ではないかと思う。
どんなに金額が安かったとしても、営業の人がいい加減だと施行もおそらくいい加減なんだろうと想像してしまうことから、営業の人に不明な点等は可能な限りじっくり質問し、本当に信用できる人なのかどうかを見極めることが重要だと思う。

不安であれば2社と言わず、4〜5社に見積を依頼し、その中で自分の要望をかなえることができる業者はどの業者か、その中で最安値はどこか、という選択の仕方が良いと思う。

外壁塗装をした際、剥がれ難く次に再塗装する際にメンテナンスをあまりする必要が無い物にしようと決めてから塗装をしてもらいました。

塗装の業者選びは査定サイトでそれなりに安い値段を付けた業者に依頼したのですが、これが最大の間違いでした。
来た業者さんは、何の実績も無い素人同然の業者さんが最初に来て、プライマリー処理とかいうものを適当にしたのでしょう。
塗料がうまく定着していないと言うような状態であったと、２社目の施工会社の人が言っていました。

案の定、塗料は定着しておらず、ボロボロと塗料が落ちる始末です。
一部塗料が落ちるのであればまだわかるのですがほぼすべての塗料が1ヶ月もしない間に落ちたため苦情をいい、全額返還してもらいました。
まだ全額還ってきたから良かったですが、万が一この素人業者が返さないとかどこかに逃げた場合、塗装料金は一切帰ってこなかった可能性もあります。

２度目の再塗装ですが、これについては家を立てた業者さんに再度依頼して塗装を開始しました。
値段を抑えたくて価格比較サイトを利用したのですが、結局なじみの塗装会社に頼る羽目になり、気まずかったです。

２社目の塗装会社に塗装を依頼した際に言われたのがプライマリーの定着が悪い点とプライマリーが間違っているようだと言う点でした。
プライマリーが壁の材質にあっていないため剥がれたそうです。
きちんと壁に適したプライマリーを塗り、乾燥後に塗装を開始ししますと業者の方は言っていまして、どうやら前の業者はプライマリーと塗料が混ざっていたようで、乾燥する前に塗り始めたようです。

ですので、安さを追求することは駄目です。
まったくの素人以下の職人モドキが来ることがあり、外壁を傷つけただけで終わることもあると２社目の職人さんが言っていました。

家の外壁を塗装する際にもっとも安全に塗装をする方法は、家を建てた会社に再度塗装を依頼するのが一番安全です。
例えば同じ左官屋さんで築４０年の家を建てたということは、その４０年の間、左官屋さんは潰れていないと言うことになります。
潰れていないということは、それだけ技術と腕が確かであるという事ですから、再度同じ家を立てた会社に頼むのが一番安全に塗装をすることが出来る方法です。

その証拠に、塗装に当たる際の塗装工の人数が何人くらい来るか、塗装の完了は雨が降らなければどのくらいで終わるかなどのほか、見積書の提示を最初にするなど気配りに違いがあります。

最初の塗装工モドキは見積もりこそしっかりしていましたが、肝心の職人さんの人数、塗装完了に関する情報などが一切無く、家の壁の大きさを把握していないためかどの位の時間で完成するかの目安が立てられていなかったように見えます。

本当のプロの人なら下見に来た際、どの位の期間で壁の塗装が完了するかの目安を答えてくれますし、どの位の人数が必要であるかも教えてくれます。
その際に人を増やすと工事が早くなるということを言ってくれ、見積書を書き直してもらうことも出来ますので、こういった点が塗装会社を選ぶ際の目安だと思います。

逆に下見に来たのにもかかわらず、塗装の期間の目安が立たない業者さんは怪しいと思ったほうが良いです。
あと、人数の把握が出来ていない会社はやめておいたほうが良いです。
自分の会社で、どの位の人数なら、どの規模の外壁を塗装できるかを把握していない場合、見切り発射の会社が多いため、技術もそうですが出来上がりに掛かる時間も期待できないです。
何時になったら外壁の塗装が終わるのか、やきもきしながら職人の仕事が終わるのを待ち続けるのは苦痛でしかないですからね。

外壁塗装の実施にあたり我が家ではまず10年しか経ってないのに、そんなものが必要か？という議論からスタートしました。
個人的な見解になりますが、こういうものは賞味期限と同じで10年経ったからすぐに家が痛みへたってくるわけではないという私の主張と、長く住むためには痛み始める前にメンテナンスと思い早めに取り組むぐらいが良いと同居の父の主張が対立しました。
ちなみに母は父と同意見で議論はしばらく続きましたが、私が譲るような形で外壁塗装の実施に話は進みました。

価格ですが約90万です。
これは見積もり5社程とりまして低い方のところを選んでおります。
1番高いところとは30万近く離れておりましたので、やはり見積もりはなるべく多くとるぐらいでちょうど良いかと思えます。

業者の決め方ですが、ひいきのところがあるわけではないので直接話しを聞いて信頼できるところと言った決め方です。
具体的には価格や工期なんかも大切ですが、気になったのはアフターケアですね。
塗装の過程だけでなく事後にもし問題発生した場合はどのように取り組んでいるか、困った時に連絡はつくのか、保証はどの程度なのか、話が進むとこれらの点をどう捉えているか各業者の対応が浮き彫りになっていきます。

困った事は、工期は予定通りには行かないという点です。
マンパワーの仕事なので仕方ないところはありますが、天候一つで容易に工期は延長されていくところです。

梅雨の時期には特に注意が必要です。
もう一点上げるのであればトラックが止まりっぱなしになりますので、ご近所に根回しが必要という点です。
普段からの人間関係がでてきます。

上手くいくコツとしては、業者さんとしっかり話し合い、コミュニケーションをしっかりとる事です。
長くても2週間程の工期ですが、この期間にも人間関係は発生しますし、細部まで問題なくスムーズに進めて行くには途中にも細かな打ち合わせが所々にあります。
こういう時にお互い声かけがあると最後まで滞りなく作業も進んでいきますし、途中でやっぱりこういう風に頼んでおけばよかったなといった事がなくなります。
作業が進んでから細かい点を変更するというのはでてくるもので、これは必須と思えます。

後悔してる事は特にありません。
前述したように途中変更も対応して頂きましたし、値段も割と低いところでお願いしてましたのでこのぐらいの出費は覚悟の上でした。

工事中の感想としては、熱心な職人さんの作業を見て感心しておりましたし、職人同士も私達にも挨拶や声かけを小まめにしてくれ、依頼主としてすごく安心ができました。
途中経過も割と家族で見守って確実に仕上がって行く様を見せてくれて、時間があれば説明もしてくれるという親切な職人さん達でした。

塗装後の感想としてしっかり作業してくれていて大変満足のいく仕上がりになっておりました。
途中経過で写真も交え仕上がり具合を説明して頂いておりましたが、写真より我が家の方がいいのではと言ってしまうくらい綺麗に仕上がっており、ご近所さん達にも「新築になさったんですか」なんて声をかけられた事もあります。

職人さんにもいい仕事してくれた感謝を伝え、この後10年以上持つようにしっかりとやっておきましたのでと言って頂き、力強い言葉を聞いて家族で安心しております。

今回の結果を踏まえると10年で塗装は早いと思っておりましたが、この後ずっと住む事を考えると実施してよかったと思えます。
何より家族で安心を得られたという点においては価格以上の価値があったと思っております。

価格自体は仮見積書からそれほど増減をしませんでしたので予想範囲内での塗装ができましたので満足の行く結果です。

ですが、施工に当たり、季節が冬場であったため当初は塗装できるのかなあという不安がありました。
というのも、ネットで調べていた際に気になることとして冬場の塗装は避けた方が良いという情報がありまして、理由は冬場は塗料が乾燥しにくいので失敗する確率が高いという情報があり大丈夫かなという心配がありました。

業者の決め方は査定見積もりサイトで近場の工務店を検索して自分が知っている工務店に依頼をしました。
知っている場所にした理由は知らない所で安い見積もりを出した所に依頼をして一度失敗をしているからです。

業者を選ぶ際に困ったこととしては、地方の方に住んでいるため、査定サイトを利用しても知っているお店か遠方のお店が表示されているため、結局知っているお店に依頼をしてしまうということです。
今回は相場を重視している値段でしたが次はどうなるか分らないです。

塗装会社を選ぶ際、うまくいくコツはやはり、知っているお店が相場に近い値段で仕事を引き受けてくれるかどうかだと思います。
知らないお店ですと本当に塗料に関して知識があるのかどうかも分らないですし、一度知らないお店に任せて塗装を失敗していて、その際、相手側に知識がなかったようなことを再塗装した業者から言われたことがありますので知っているお店の方が何かあった際、言いやすいと思います。
トラブルが起きてから言いに行ける範囲内にお店があるというのが一番安全に塗装をして貰えます。

工事中の感想ですが古い塗装された外壁をはがす際、冬場であるのにも拘らずヒーターを使用するなりして暖を取りながらテキパキと仕事をこなしており、再度塗装するまでの間外壁を整えてから塗装をしていました。

塗装後に乾燥作業としてヒーターを使用して乾燥させていましたので冬場でも塗装工事をすることが出来たのでしょう。
何でも冬場でも塗装をすることは可能でヒーターなどを使用して暖をとれば十分塗料は乾燥するのでうちは冬場でも塗装できると工務店の方が言ってました。
冬場は塗装すること自体難しいが、器材をそろえて使い方を熟知すれば冬場でも十分塗装することができヒーターの利用代くらい料金に反映するくらいかなと話してました。

塗装後の感想ですが、塗装後しばらくの間は塗料に艶がありますが気にしないように言われました。
理由は塗料自体に艶があり、艶が失われるまで時間がかかるとのことで、耐久性を上げる成分が配合されている塗料は艶がどうしても出てしまうため、しばらくの間は我慢するようにと施工を開始する前から説明を受けていました。

塗装後にも同じ説明をされましたのでかなり塗装の艶について聞きに来る人がいるのかもしれないです。

何年か経過することで最終的には艶が落ち着きましたので工務店さんの言った通りになったということです。
ちなみに塗料は白色の塗料で、当初は光を反射するくらいテカっていましたが年数がたつことで次第にテカリが無くなり落ち着いた白い外壁になりました。
汚れなどもつきにくい塗料らしく外壁が汚れて汚いということには今だなっていません。
塗装をしたのは2016年の冬あたりですが今だ外壁にヒビはなく、塗料の変色も無く汚れも目だっていないです。

相続によって祖母の家が親の所有になり、親はもう住んでいる家があったため私が住むことになりました。
祖母の家は阪神大震災で家を建て替えてからは、リフォームや外壁塗装などは一度もしていませんでした。
転居を機にところどころをリフォームしようという話になり、その一環として外壁塗装もすることになりました。

外壁塗装をする前の外壁は、離れて見る分にはそこまで汚くはありませんでしたが、いざ住んでみると汚さやひび割れからの浸水やそれに伴う耐久性への疑問などが目立ちました。

業者の選定にあたってまず優先したのは料金でした。
私も妻も外壁塗装を業者さんにお願いした経験もなく、何から何まで手探り状態でしたが、5年ほど前に外壁塗装工事をやったことがある妻の友人が適度な料金でしっかりやってくれる業者さんを紹介してくれました。
一応確認のためネットや電話相談などを使ってと他社で見積もりをして相場を比較しました。

この時にびっくりしたのが、一見安そうな業者さんに見えても、実は安いのは質の低い塗料だけで、耐久性や防水性の高いまともな塗料の場合、逆に料金が跳ね上がる業者さんが多かったということです。

次に不安に思ったのが、業者さんが契約通りの塗料できちんと塗装をしてくれるのかという信頼性の点でした。
外壁塗装の塗料については全くの門外漢なので、契約した塗料より安い塗料が塗られていても素人では全くわかりません。
また、のちにそういうトラブルが発覚しても、対処などが非常に面倒です。
大手施工業者さんにお願いするのが一番安心できるかなと思いましたが、大手はコストがやや高く、予算内で収まりきらないのでなかなか難しい状況でした。

その後しばらくいろいろと検討しましたが、妻と相談した結果、最終的に妻の友人から紹介していただいた業者さんに相談をしに行くすることに決まりました。
そこの業者さんはとても丁寧に説明してくださり、塗料や相場についても具体的にいろいろと教えてくれました。
ネットなどで調べたり人に聞いたりしてある程度の予備知識はありましたが、やはりプロの業者さんに教えていただくほうがわかりやすかったです。

具体的な工期日数から、塗装の際のご近所さんへの影響などさまざまなことを教えてくれました。
ご近所さんへの影響については、通常の工事の音に加え、「臭い」がご近所問題になりえるということも聞いたので、早速ご近所さんにお伺いに行きました。
私の家のご近所さんは幸いにも優しい方が多く、「私の家も将来塗装工事やって迷惑かけるかもしれないからお互い様よ」と言っていただけたので、その点は問題ありませんでした。

工期は10日前後ということでしたが、工期が終わった後もしばらく「臭い」の問題はあると聞いていたので、ご近所さんに恵まれていなかったら違う塗料にしていたかもしれません。

塗装工事が始まってからは、業者さんも丁寧な方が多く、特に何も問題はありませんでした。
工事中にお隣の家の窓が開いていたら臭いが入ってしまうので、事前にご近所の方には工事の時間帯や日程などを伝えておき、なるべく迷惑がかからないように配慮はしました。

業者さんもご近所に挨拶に回られてましたが、それとは別に私もお菓子をもってご連絡に回らせていただきました。

工事が完了してから数カ月は、庭の掃除の際にちゃんと塗られているか目視でチェックしたり、ひび割れの確認などをしていましたが頼んだ業者さんが正解だったのか、特に問題はありませんでした。
ノートラブルで工事を終えられたのは、業者さんを紹介してくれた妻の友人によるところが大きかったと思います。

築30年の我が家は重量鉄骨の平屋根タイプ。
濃いブラウンの屋根とホワイトの外壁は日焼けと経年劣化で屋根は赤茶けて錆び、外壁は黒ずんで薄汚れていました。
またかつては数度の大きな地震を経てきたためか、細かいヒビがあちこちにありました。
雨どいは垂れ下がり、飛来した水生植物で目詰まりしていました。

多くの塗装業者さんが見かねて、代わる代わる我が家のインターホンを鳴らし、「次の地震の際にもたない」「雨水が染み込んで劣化が進む」「シロアリが侵入する」などと塗装をしょっちゅう勧めらる状態でしたが、家族全員仕事で忙しく、費用もかなりかかるとのこと。
なかなかそんな時間も取れずにいました。

その数年後、ハトが我が家の住みよい平屋根に大きな巣を作りました。
糞と音の害で発狂しそうになり、ついに鳩ネットの取り付けとともに家の気になる点を一気にリフォームすることに。

「あれもこれも」と修正ポイントを考えていくと、相当大掛かりな作業になることが判明。
しかし見た目もかなり古びていたため、リフォーム知識のいっさいないまま、地元で信頼の厚い業者さんにすべてお任せすることになりました。

外壁塗装は作業効率やペンキの乾きやすさを考慮して、好天の続く日に行われる決まりです。
となると春と秋は業者さんもスケジュールでいっぱいになるため、梅雨に入る前のギリギリの晴れ間（5月下旬）に塗装を行うことになりました。

蜘蛛の巣やホコリなどの汚れが落ち乾燥したら、3日目にはスプレー塗装の段階に。
ところが母が化学物質アレルギーで、ペンキの揮発する成分で鼻炎が止まらなくなっていました。
このときようやく「どこか避難場所を作っておけばよかった」と気づきましたが、この日は日暮れまで作業が続く予定だったため、そのまま窓のみ締め切って家に居座ることにしました。

庭には十数人の業者さんが出入りしており、暑いほどの陽気のため何度かお茶出しをしました。
家族でDVDを観て過ごしましたが、庭や屋根に人の気配がつねにあるため、なんだか落ち着きませんでした。
賑やかな業者さんは談笑しており、コンプレッサーの音の合間にも笑い声が絶えませんでした。

気さくな業者さんで、塗装のコツやポイントなどを語り聞かせてくれました。
昼食時には我が家の木の陰で地ベタで寝ころんでおられました。相当骨の折れる作業のようでした。

けっきょく3回ほど噴き付け塗装を行って頂きました。
最初は下塗りと称して黄土色のようなカラーで塗られ、徐々に希望の色に近づいていく感じでした。
最初のころはニオイや音に辟易していた家族もだんだんと慣れ、逆に業者さんが帰られた後は閑散として寂しく思うようになったほどです。

最後はローラーで細かく端や塗り残しを潰していく作業を丹念に繰り返しておられました。
全工程3週間くらいだったと思います。

雨や強風の日には過程を延期したこともありますが、大きなトラブルもなく塗装完了。
同時に鳩侵入防止ネットも取り付けて頂き、雨どいの交換やヒビ割れのパテ埋めなど丁寧な仕事ぶりに感動しました。

ただ1つ失敗したなと思うことは、同時に内装リフォームまで日程に組み込んでしまったこと。
外壁を乾燥させているニオイの強い時に、内装の張替まで行ってしまい、中も外も化学物質のにおいで充満。
食事もそのニオイの中で取り、家具を移動させ積んであったため椅子すらなく、「これは失敗だった」と笑いながら話し合いました。

外壁が仕上がり、見違えるようにピカピカになったときは思わず拍手喝采でした。
屋根は炭黒、壁はオフホワイトに。塗りのはみ出しなども一切なく、さすがプロだなぁと感心。

業者さんに冷たい飲み物をお渡しし、お礼を伝えました。
感じの悪い方は一人もおられず、気持ちの良いリフォームができました。

しばらくの間はペンキの香りが漂いましたが、一雨ごとにそれも薄まり、母のアレルギーも収まっていきました。
鳩もいなくなり、おかげ様で快適に暮らせています。

外壁塗装の経験から気づいたこと