業者選びのポイント
外壁塗装の業者選びでは、選定した業者によって工期、見積もり金額、仕上がり具合等が大きく異なります。
誰しもが理想の業者に依頼したい気持ちがありますが、業者選びのポイントを学んだからと言って、誰しもが理想の業者に出会えるか、選定できるようになるかと言うとそうとは言い切れません。
但し、少しでもお客様が満足のいく塗装に出会っていただくために業者選定のポイントをご紹介いたします。
過度な不安の煽り
「今やらないと取り返しがつかない」「このタイミングを逃すと後悔する」等・・・過度に不安を煽って、初回の相談から即決営業(Yes or No)を押し掛けくる業者多いです。そういった即決営業を押し掛けてくる塗装業者には注意しましょう。本当にお客様の事を考えての提案であれば、この先を見据えた親切な話しをしてくれるはずです。
キャンペーンに気をつけましょう
「○○月キャンペーン実施中」や「○○在庫処分につき値引きキャンペーン」等、よく目にすると思いますが、外壁塗装は業者が増えてきているのと並行して全体的な単価が下がり利益率も下がってきています。キャンペーンと装い、今以上の利益を過度に下げられる余裕のある業者は現在ではかなり少ないでしょう。キャンペーンと無駄に定価をあげて値引きをし、即決営業を押し掛けてくる業者には気をつけるようにしましょう。
提案、説明、対応がお客様目線で
具体的な業者を選びましょう
お客様の小さな疑問や不安に対して、プロとしての具体的なアドバイス、提案を丁寧にしてくれる業者を選びましょう。
例えば「この塗装材だとメンテナンスが不要で、一生涯きれいなままで劣化も心配ありません。」等、過度に適当な話しを持ちかけて結論を迫る業者がいます。
どれだけ良い塗装材でも一生涯きれいなままでメンテナンスが不要な塗装材は世の中どこを探しても見つかりません。塗装材は様々あり、それぞれ明確な耐久年数も目安としてあるはずです。そう言った細かいところまで、お客様目線で親切な対応をしてくれる業者から話しを聞くようにしましょう。
見積もりの金額過度に安かったり、
高かったりする場合は注意しましょう。
相場価格よりも過度に高い場合は後に、大幅な値引きにより契約に迫る業者が多いです。過度に安い場合は、とりあえず比較検討の土俵に乗っかる目的でそこから他の高い塗装材を半ば強引に勧めてきたり等、単価をあげる営業を押し掛けてくる業者も多いです。問合せ当初から適切な料金で見積もりを提示してくれる業者を信頼しましょう。
そのためには、まず塗装の相場感をお客様なりに把握するのも大事です。
近隣の住人への配慮
外壁の塗装工事では工事の音も工事車両の駐車等、近隣の住人へストレスが掛かる事も多くあります。
お客様と近隣の方の関係性まで配慮し、工事前には挨拶回りをする業者も多くいます。そういった細部までお客様の為を考えた業者かどうかを選定時にはチェックすると良いでしょう。
保証について
最近では保証書を書面で発行してくれる業者が増えてきています。施行後の安心感も保証の有無では大きく変わりますので、保証書の書面発行については契約前に聞いておいた方がいいでしょう。
誰が塗装するかを確認しましょう
まずは、塗装には国家資格があるのをご存知でしょうか。建築塗装技能士という資格があります。1級、2級とある資格ですが、中には資格を持たない職人さんでも腕のいい方は当然いらっしゃいます。
そのため、絶対条件ではないですが、安心感を大事にしたい方はそこまで確認しておくといいでしょう。また、施行は自社受けか下請けかを確認するといいでしょう。下請けの場合はお客様との直接的な面識が無い分、悪気はなくとも、融通が効かないというデメリットがあります。
見積書の内容を確認しましょう
外壁塗装の見積書で特に注目していただきたいのが数量と塗料です。
同じ樹脂でも塗料によって耐久年数や必要数量が大きく異なるため、最低限、塗料と数量は注目しましょう。