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外壁塗装工事の開始

外壁塗装業者について

築10年をこえたあたりで、外壁の劣化が目立ってきた我が家。
さてどうしようかと家族会議の結果、予算は100万円程度で外壁塗装をしようということになりました。
そう決定したのは良いものの、果たしてどこの塗装業者がよいのかわからない。

まずはこの家を建てる時にお世話になった大工さんに相談してみたところ、懇意にしている塗装業者があるといわれ、仲介してもらい現状を見てもらう運びとなりました。

その業者さんが言うには、今外壁を塗装することで、「50年は持つ」、あるいは「この家を建て替えるまで次外壁塗装をする必要はない」とのこと。
10年程度で塗りなおす必要があると思っていたため、その維持期間の長さに驚かされ、最近の塗料や塗装技術に感心しました。

その後外壁の色のサンプルを見せてもらいながら、価格の話へ。
当初予算は100万円、それに対してむこうの提示額は180万円。その根拠は前述の通り塗装後の耐久度。
こちらとしては10年のつもりの予算が100万円だったので、迷ったものの、今後この家の塗装が必要ないならば180万円は安いのではないか、ということになりその価格でお願いすることにしました。

次の問題はその色。
もう塗りなおしが必要ないならば、決めた色がこの家の一生の外壁の色ということになるため、選ぶ作業は慎重に行いました。
最終的にグレー系かブラウン系か迷いに迷い、汚れの目立ちにくさと、紺色の屋根瓦にも合うだろうということでブラウン系に決定。

そうして諸々決定ののち施工工事開始。
まず足場を組む作業から始まり塗装開始。
具体的な作業の現場は見ていませんが、毎日帰宅するたびに少しずつ塗装が進んでゆく我が家。
そこはさすがプロの業者さん、連日キレイに塗装が進んでゆき、ピカピカの新築の時のような印象になり、なんとなく気分もよかったものです。

その工事は半月程度続き工事完了。
追加の費用として10数万の請求になり、結局当初の予算の2倍の200万円近くかかってしまいました。

それから現在に至るまで、目立った劣化や汚れもなく、色合いも悪くありませんしおおむね満足しております。
が、不安だった点がいくつかあります。

これも比較対象がなかったためにわからなかったことなのですが、塗装技術はどうだったのか、ということです。
塗りむらや、塗装のし忘れ、といった素人でもわかるような粗さはなかったのですが、これがほかの業者だったらもっときれいだったのか？
あるいは半月ほどかかった作業がもっと早く終わっていたのか？

あとは塗料の安全性もきにかかりました。
有害ではないそうですが、今後数十年に、小さい子供にも全くもって安全だと言い切れるものなのでしょうか？
石綿問題のように、当時は当たり前に行われていたことが、実は大きな問題で、長い時間をかけて表面化した、ということが起こりえないものでしょうか。

そして塗装業者さんの言うように家の寿命と、外壁の寿命は一緒だと考えて工事をしたわけですが、数十年先に果たして本当に塗り直しは必要がないのか、気象条件や、あたる紫外線が当初の予想よりも大幅に違った場合に、再度高額な費用をかけて塗りなおす必要がでてきたら？

と今になって思い返してみると、不安な点が結構出てくるのですが、今のところ色合いや性能に文句はないので、将来家を建て替えるまで、この塗料には頑張ってもらえたらよいなと思っています。