外壁塗装に用いる剥離剤とは?種類や役割を紹介【外壁塗装セレクトナビ】

外壁塗装セレクトナビ ご成約でお祝い金最大50,000円贈呈!
全国 無料対応実施中
0120-93-1437
営業時間:10:00〜21:00(年中無休)

開くボタン閉じるボタン

0120-92-1437

全国の優良塗装会社の比較見積りが無料でできる

今すぐ一括見積りスタート

外壁塗装に用いる剥離剤とは?種類や役割を紹介

自宅の外壁の塗料が剥がれていたり劣化していたりしている場合は、外壁塗装の依頼を検討することでしょう。そして、外壁塗装工事には、剥離剤と呼ばれる薬剤を使用することがあります。

しかし、日常生活で剥離剤を使用する機会は少なく、どのような特徴でどんな場面で使用するのか分かりません。また、外壁塗装で剥離剤が、どの程度重要な作業工程なのか分かりにくく、疑問に感じるかと思います。

今回は外壁塗装の依頼が初めての方へ向けて、剥離剤の特徴や役割をはじめ種類などについてもご紹介していきます。剥離剤は下地処理に必要な作業ですので、外壁塗装の見積りを提示された時に剥離剤に関する項目も確認してみましょう。

外壁塗装の剥離剤とは

まずは剥離剤とはどのようなものか、基本的な特徴と種類などを分かりやすく解説します。また、どのような作業工程時に使用するのか、役割についてもご紹介します。

剥離剤とは

剥離剤とは有機溶剤などの薬剤・軟化剤で、外壁塗装に使用されている塗料を溶かすことができます。

外壁塗装の作業工程は、大まかに分けて下地処理・下塗り・中塗り・仕上げの4種類です。そして剥離剤を使用する作業工程は、下地処理の中に含まれます。

下地処理とは、外壁に付着している汚れやサビ、古い塗料などを除去する作業の総称です。そして外壁塗装工事に使用される塗料(仕上げ)は、付着物が無く平らな外壁であるほど密着度や耐久性の高い状態になります。

そのため古い塗料を丁寧かつ徹底的に落とす必要があり、剥離剤も重要な要素です。

剥離剤の使用方法

剥離剤は使用方法で、大まかに2種類分けることができます。1つはスプレー方式です。スプレー缶の中に剥離剤の成分が入っていて、吹き付けながら塗料を溶かします。

もう1つは、液体塗料のようにハケを使い外壁に塗り込んでいく方法です。そして一般的に外壁塗装に用いられるのは、後者のハケを使った作業方法です。

剥離剤を使用すると、古い塗膜は徐々に浮いていきヘラで簡単に剥がすことができます。また、実際の工事では剥離剤で浮かせた塗膜を削り取って、ごみ箱で回収します。

削りカスが大量に発生するため、風で飛ばないようこまめに回収・掃除することも大切です。

剥離剤の使用場面

剥離剤は塗膜と外壁との密着度を弱め、溶かす軟化剤ですが他の作業工程と組み合わせるのが基本です。剥離剤を使用する場面は古い塗膜を剥がす時ですので、ケレン作業などと同時に行うことがあります。

ケレン作業とは研磨機や紙やすりなどを使用して、塗膜や錆を除去する下地処理の1つです。しかし、外壁に付着している古い塗膜の中には、ケレン作業でも剥がせないこともあるため、剥離剤を使用した後にケレンやヘラで除去することもあります。

剥離剤の種類

剥離剤は1種類ではありません。そのため、材質や状況に合わせて使い分けなければ、素材に与える影響も変わります。また、剥離剤を使った下地処理は難しいため、外壁塗装業者の経験と知識が重要です。

それでは、以下に各剥離剤の特徴を簡単に解説します。

  • 塗料を溶かすタイプの剥離剤

    塗料が剥がれて、雨水や汚れも付着したままになっていると、外壁にカビや苔が発生します。また、風通しが悪い場所や日差しが差し込みにくい外壁は、湿気も高くなりやすくカビが発生しやすい環境です。

    溶解形は、主に塩素系の剥離剤を指し、ジクロロメタン系と明記された軟化剤のことです。いわゆる有機溶剤のことで、環境面から使用されにくくなりつつあります。

    また、人体に有害な成分も含まれているため、使用時はマスクや手袋など剥離剤に触れない状況で作業しなければいけません。

  • 塗料を柔らかくする水性の剥離剤

    塗料を柔らかくするタイプの剥離剤は、非塩素系の成分で作られています。主に水性の溶剤で作られた剥離剤で、旧塗膜へ徐々に浸透しながら少しずつ柔らかくなるのが特徴です。

    溶解形との大きな違いは、浸透時間と塗膜の状態でしょう。浸透時間は8時間以上と長く、塗膜を溶かす程の効果ではありません。

    また、塗膜は柔らかいものの原型を保っているため、ヘラで少しずつ除去するだけでは時間が掛かります。そのため広い面積の場合は、高圧洗浄機などで効率よく除去するのが基本です。

  • 非塩素系で塗膜を溶かすタイプの剥離剤

    剥離剤の中には、有機溶剤系と同じく塗膜を溶かすことができるタイプも存在します。非塩素系の剥離剤は、主にアルコールを使用し環境面対応型剥離剤とも呼ばれているのが特徴です。

    剥離剤のメーカーや成分比によっても変わりますが、塗膜浸透まで8時間や24時間など比較的長い時間待つ必要もあります。

    有機溶剤は特に環境面での影響を懸念されているため、外壁塗装業者は非塩素系の剥離剤も使用しています。

剥離剤を必要とするケース

続いては剥離剤を必要とする現場について解説します。本来、剥離剤は頻繁に用いる薬剤ではありません。また、使い方を誤ると外壁に損傷を与える可能性もあるため、適切な工事を行う外壁塗装業者か見極めが大切です。

ビルなど何度も工事が難しい建物

本来はビルやマンションなど鉄・鉄筋・コンクリートでできた、大規模な建物に対して剥離剤を用います。

理由はビルなどの大規模な建物は、修繕工事を頻繁に行うことができないためです。ビルやマンションなどの修繕工事には、大きな費用が掛かるだけでなく建物を利用している人や、周辺施設への影響も大きなものになります。

具体的には以下のような影響です。

  • 工事期間中の一部通路などの使用制限
  • 工事中の騒音
  • 状況によっては臭いの発生
  • 工事車両による道路や駐車場の一部制限

そのため外壁塗装が剥がれた場合は、剥離剤を使用して丁寧に旧塗膜を剥がし、外壁塗装の効果を発揮させる必要があります。

また、剥離剤は外壁塗装だけでなく、ワックスなどの除去などにも用いられています。

施工不良による塗り直し

外壁塗装を行ったものの施工不良が発生した場合は、塗膜を全て剥がさなければいけないケースもあります。しかし、塗膜が外壁に浸透していると、ケレン作業だけでは剥がせません。

そこで剥離剤を使用することで、外壁に残っている細かな塗膜も剥がしやすくなります。施工不良の場合は塗膜の機能を発揮できないため、剥離剤による徹底した塗膜除去が必要です。

木材に残っている塗料

木材に使用する塗料は基本的に浸透するため、剥離剤で浸透した塗料も含めた除去するケースもあります。

浸透型の塗料も剥離させることで、塗り直しが可能です。

木造住宅に住んでいる方で、古い塗膜やニスなどが除去できない場合は、外壁塗装業者に依頼することをおすすめします。優良な外壁塗装業者は、剥離剤を含めた下地処理を施すので、丁寧に塗装工事を進めてもらうことができます。

外壁塗装のケレン作業では除去しきれない場合

一戸建て住宅を含む外壁塗装の場合も、剥離剤を使用することがあります。

剥離剤を使用する場合は、ケレン作業などで除去しきれない塗膜に浸透させます。また、剥離剤を塗る道具は、ローラーやハケなど業者によって異なります。

外壁塗装に剥離剤を使用する際の注意点

剥離剤は研磨では除去しきれない塗膜も落とせるため、メリットの多い薬剤です。しかし、人・建物両面に注意点のある薬剤でもあるため、外壁塗装業者側で慎重に取り扱わなくてはいけません。

人体に有害な物質も含まれている

剥離剤に含まれている成分の中には、人体に有害な臭いや触れると炎症を起こすものもあります。そのため外壁塗装業者は、周辺環境や作業員の安全を確保した上で使用するのが基本です。

さらに外壁塗装工事を行っている間は、施主やその家族も不用意に作業現場へ近づかないようにしましょう。

建物を傷めやすい

剥離剤は塗膜と部材を剥離させる訳ではありません。

あくまで塗膜を浮かすため、剥離剤の使用後はヘラなどで削り取ります。そのためヘラで削り取る際に、外壁を傷つけてしまいます。

他にも剥離剤の選択を間違った場合は、塗膜だけでなく外壁に使用している部材にも影響を与える可能性があります。

剥離剤以外に塗膜を除去する方法

古い塗膜を剥がす方法は、剥離剤の他にもあります。ここでは外壁塗装工事の見積りを理解する上でも役立つ、剥離剤以外の塗膜除去方法について簡単に解説します。

高圧洗浄機の水圧で洗い落とす

外壁塗装工事を行う場合は、まず高圧洗浄機で汚れと共に古い塗膜も洗い落とします。全ての塗膜を落とすことができませんが、外壁から浮いている箇所については高圧洗浄機で除去可能です。

また、高圧洗浄機に使用する水は、自宅の水道です。水道料金は施主負担となるため、見積りで提示された費用以外もかかる点を覚えておきましょう。

研磨機で外壁を研磨

何度か触れていたケレン作業は、研磨機を用いて外壁に付着したサビや汚れ、そして古い塗膜もまとめて削り落とします。

また、ケレン作業はブラシや紙やすりなど非電動工具も使用しますが、外壁塗装業者によって細かな作業内容は異なります。

外壁塗装に用いる剥離剤は古い塗膜を落とすために必要

外壁塗装工事は、下地処理で汚れやサビ、古い塗膜を落とすことが大切です。そして下地処理は高圧洗浄機やケレンなど、さまざまな作業を組み合わせながら表面を洗浄します。しかし、高圧洗浄機や研磨機だけでは完全に落としきれない塗膜もあるため、剥離剤を使用して残った塗料を落とします。

剥離剤は塗膜に浸透して外壁から浮かし、ヘラなどで削り落とすのが基本です。

当社では下地処理を含め優良な外壁塗装業者のみに、一括見積りを依頼します。
自宅の外壁に古い塗膜がこびりついている時は、外壁塗装セレクトナビで下地処理も含め塗り直しを検討してみてはいかがでしょうか。

見積もり相談完全無料

今すぐ一括見積りスタート

セレクトナビは全国対応です

  • 塗装の種類
  • 費用と相場
  • 色選びのポイント
  • 成約実績
  • 業者選びのポイント
  • お役立ちコンテンツ
  • 広告掲載について