外壁塗装の価格はどのように決まるのですか？【外壁塗装セレクトナビ】

□外壁塗装の価格は塗料などの材料費と、人件費などの施工代で決まります。
外壁塗装工事は、塗料などの材料の価格ではなく、施工代（人件費、手間代）が大半を占めています。
そのため外壁塗装の価格は相場がつかみにくい工事とも言えます。

◆人件費や手間代などの施工代について
施工代とは塗装を行う職人の人件費や手間代になります。
施工代を極端に抑えることは、塗装の下準備となる高圧洗浄や養生、下地補修などの手間を削ることにも繋がります。
またベテランの職人に対してはそれなりの対価が必要であり、また経験の浅い職人による施工では人件費を安く抑えられる、という点にも注意が必要です。

塗料については下準備やどのような塗り方をするかによって、塗料の性能を引き出せるか否かが決まるため、必要な手間を省いたり、適切な塗り方で塗装を行わなければ、良い塗料を用いても耐久性など十分な効果を得ることができなくなってしまいます。
そのため施工代が安ければよいとも言えないところがあり、安かろう悪かろうになる可能性も否定できません。

塗料業界は価格競争を激化させており、人件費をできるだけ削る塗装工事が求められるようにもなっています。
しかし価格を安くすることだけに着眼する塗装工事では、旧来のしっかりとした塗装工事を行いにくいという恐れがあることは知っておく必要があると言えます。

◆足場を組むか、無足場工法を用いるかの違い
塗装工事には足場を組む場合と足場を組まない場合（無足場工法）があります。
無足場工法では足場を組む場合に比べて費用が安く済みます。

◆塗料などの材料費について
外壁に用いる塗料には、主なものにアクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系の塗料があります。
耐久年数については概ねアクリル系＜ウレタン系＜シリコン系＜フッ素系であり、価格もこの順で上がっていきます。
またその他特別な機能を持つ様々な塗料もあり、機能的な塗料であるほど塗料の価格も上がります。

◆オリジナル塗料に注意
大手リフォーム会社などのオリジナル塗料のほとんどは他のメーカーのラベルを張り替えただけの塗料と言われています。
またそのほとんどが安い塗料を高値で販売しているとも言われています。
このようにオリジナル塗料は塗料代が水増しされている場合があります。

□外壁塗装の価格は業者により差がある
このように、外壁塗装の価格は塗料などの材料費＋人件費などの施工代で決まってきます。
外壁塗装の価格は業者によって差があり、サービスにも差があります。
外壁塗装を検討する際は複数の業者に見積もりを出してもらい、それぞれのサービスや相場を確認する必要があると言えます。