塗装工事後に色が気に入らなかった場合は？【外壁塗装セレクトナビ】

□施工中であれば塗り替えが可能な場合がありますが追加料金が必要になることが多くなります。また施工後については基本的に自己負担となります。

・基本的には契約後の色の変更は行わないことが前提となります。

しかし塗装会社や状況にもよりますが、使用している塗料と同じ種類の塗料であれば、追加料金を支払い色のみを変更して塗り替えることは可能な場合もあるようです。

もちろん基本的にはできないという前提ですが、遠慮してしまえばそのまま工事が進んでしまうだけになります。施工中に気に入らないと思った場合は早めに希望を伝えてみると良いでしょう。

なお、塗料の種類によっては再度上塗りすることができないものがあるため注意が必要です。

塗料の色については契約の前に施工業者としっかり話し合い、色味を確認することが重要です。

・塗り替え後については、イメージしていた色と違ったというだけでは塗り替え工事のやり直しを要求することはできないため、基本的には自己負担で再度上塗りをすることとなります。

塗り替え後に色が気に入らず再度費用を払って塗り替えるような場合については、上塗りだけの１回塗りになるため塗料代は低く抑えられます。しかし再度足場を組んだり養生を行うといった工程は必要になるため、施工代としてはそれなりに費用がかかります。

また一般的には塗装済みの上塗り塗料と同じタイプを使用すれば色味を変更することは可能ですが、塗料の種類によっては再度上塗りができないものもあります。

□プロの推奨する色と素人が好む色は違う場合も多い

・施工業者は素人やデザイナーと違い、外壁や屋根の塗料に鮮やかな色を用いることを好まない場合が多いようです。

鮮やかな色は紫外線に弱いものが多く色あせが早く、また色あせしにくい塗料は無機質系の顔料を用いているため鮮やかな色が出にくいようです。

こうした理由から、塗料メーカーのカラーサンプルでもあまり鮮やかな色は出していないようです。

・しかし施工業者が推薦して選んだ色を依頼主が気に入らなかったという場合、業者の責任になってしまうことも考えられるため、施工業者としては依頼主の意見を最重視して色を選択することになります。

色あせしにくい色を選ぶか、色あせが早い可能性があっても好みの鮮やかな色を用いるか、色選びについては迷う点が多くなりがちですが、プロの意見も取り入れつつ好みの色味との折り合いをつけると良いかもしれません。

□まとめ

・塗装工事後に塗装の色が気に入らなかった場合には、基本的に自己負担での塗り替えとなります。

その際通常の塗料であれば同じ種類の塗料を用いて色味だけを変えることで上塗りは可能ですが、中には上塗りできないタイプの塗料もあるため注意が必要です。

また自己負担で再度塗り替える場合の費用については、塗料代は上塗り1回だけになるため比較的安く済みますが、足場や養生などの工程は通常通り行う必要があるため施工代はそれなりにかかります。

・基本的には契約後の色の変更は行わないことが前提となりますが、塗装工事中であれば状況によっては追加料金を支払うことで色味を変更することが可能な場合もあります。外壁塗装は頻繁に行える工事でもないため、もし施工中に色が気に入らないと思った場合には早めに相談されると良いでしょう。