工事中に品質をチェックする方法を教えて下さい
主なチェック項目には下記のようなものがあります。
◆ひび割れや剥がれの補修をしているか
これは塗装を行う前の下地補修の工程になります。
下地の状態が悪い場合は塗装作業よりも時間が掛かります。
ここで適切な補修を行うことで塗装の仕上がりが全く違ってきます。
◆ケレン掛けを行っているか
鉄部や木部を塗り替える際は、ケレン掛けを行いさびや剥がれを除去することが必要です。
またそのまま塗料を塗布すると剥がれが起きやすくなるため、サンドペーパーなどで塗装を行う面に細かい傷をつけ塗料の密着性を高める必要があります。
◆養生をしっかり行っているか
吹き付け塗装の際はもちろん、ローラー塗装でも塗料の細かい飛散は起こりうるため、余分な箇所に塗料が付着しないよう養生をしっかり行う必要があります。
◆塗料の希釈
塗料は種類によって適切な希釈割合が決まっています。薄めすぎると塗料の性能を十分に発揮することができなくなります。
適切な希釈割合については塗料のカタログなどに記載されています。
◆下塗り・中塗り・上塗りがしっかり行われているか
下塗り・中塗り（上塗り1回目）・上塗り（本塗装）がしっかり行われていることが重要です。
見積もりの時点で確認することも大切ですが、施工中に目で確認したい場合は工程ごとに塗料の色を変えてもらう方法が有効です。
◆塗料の乾燥時間が守られているか
塗料を塗り重ねる際は、下地となる塗料の乾燥が不十分な状態で塗り重ねると塗膜に泡が立つなど問題が生じることがあります。
塗料は種類によって乾燥時間が定められており、塗料のカタログには気温が20℃の場合を基準にした乾燥時間が記載されています。
□まとめ
塗装は全ての工程にそれぞれの意味があり、塗膜の性能を十分に発揮するためにはどの工程も丁寧に行う必要があります。
工事中に気になった点があれば、遠慮せずにその都度確認されると良いでしょう。
また着工前の見積もりの段階で施工業者を十分比較し、業者の質を判断することも大切です。
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