優良な外壁塗装会社の見分け方を教えて下さい
まず情報を集めることが大切になります。
◆塗装会社に自社ホームページがある場合は、施工事例やお客さまの声を確認する
施工事例を見ることで、過去にどのような施工がされてきたかを確認することができます。
また工事前・工事後の写真をきちんと撮っている塗装会社は、実績を正直に提示していく意識を持っていると言え、客側に対して心配をさせないという意識が高い会社とも言えます。
お客さまの声などを自社ホームページに載せているか塗装会社は、客側の満足の声が多いということになりますし、直筆の手紙やアンケートを公開している塗装会社は客側とのコミュニケーションを重視しているということにもなり、より安心感を持って工事を進めてもらえる可能性が高いとも言えます。
昔ながらの塗装業者などは自社ホームページを持たない場合もありますが、自社ホームページのある塗装会社についてはこうした点も参考にするとよいでしょう。
◆契約書や見積もり書、支払い条件を契約前に書面で提出できる塗装会社を選ぶ
口約束ではなく書面で契約書や見積もり書、支払い条件を提示してくれる塗装業者を選ぶことが大切になります。
また書面で提出されても、工事明細があいまいな契約書や見積もり書で契約した場合、あいまいなまま工事が進むことで施工業者側と依頼主の間でトラブルが発生する可能性が高くなります。
また施工業者は工事内容が変わる度に必ず追加工事契約内容を書面にて提示しなくてはなりません。こうした点にも注意しましょう。
施工業者と依頼主とのトラブルの多くは上記のような点を軽視することで発生しているため、きちんとした書面で工事内容を提出してもらい、事前に確認することが大切になります。
契約書や見積もり書などの作成にはある程度時間がかかりますが、施工業者は依頼主とのトラブルを避ける努力が必要とも言え、この工程を省いている業者は良心的とは言えません。
また工事代金の支払い方法ですが、こちらも契約時に記載内容を確認する必要があります。
塗装工事の支払いについては工事完了後の一括払いか、もしくは工事着工前と工事完了後の二回払いが一般的であるため、工事着工前に一括で支払いを求められた場合は契約についてもう一度よく見直すことをおすすめします。
◆アフターフォロー体制がシステム化されている塗装業者を選ぶ
塗装の剥がれなどはどのような家でも起こりうることであるため、アフターフォローが万全である塗装業者を選ぶことが大切になります。
悪質な訪問販売会社などの場合、工事完了後に全く連絡が取れなくなるといった場合もあります。
また口頭ではアフターフォローについて説明があっても、内容が具体的でなければ、保証対象となるような不具合が起きても保証対象外とされてしまう場合もあります。
そのためアフターフォローについては契約前にきちんとシステム化された具体的な内容を書面で提出してもらうことが必要となります。
◆見積もり書の添付書類などを確認する
見積もり書と一緒に会社案内が添付されている場合は、直接雇用の社員が何人いるのか、どういった資格を持っているのか、どのような施工実績があるのかという点を確認するのも施工業者選びのポイントになります。
また会社の社会保険の加入状況を確認すると、直接雇用の社員がいることが確認でき、また経営がある程度安定している会社であるといった判断材料にもなります。
会社案内がない場合には、その会社のホームページがあれば確認してみましょう。会社の概要や施工実績、口コミなどが確認できる場合があります。
施工業者によっては会社案内もホームページもない場合があります。
そうした場合でも、見積もり書に記載されている塗料のカタログを見積書に添付してくれている場合などは、優良な施工業者であることの判断材料になります。
□まとめ
上記のような点に注意しながら、複数の塗装会社に見積もりを依頼して検討することが優良な塗装会社を見分けるコツと言えます。塗装工事は数年~十数年に1度の工事になりますから、すぐに決めずに納得のいくまで慎重に検討されると良いでしょう。
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