外壁にツタが伸びてきている場合、塗装工事はできますか？
ツタを撤去した後に塗装工事を行うことは可能です。
外壁にツタが這っている場合、塗装を行うにはまずツタの撤去が必要になります。
◆ツタの撤去作業
ツタの撤去は、まず外壁に這っているツタの枝を手作業で剥がしていきます。
しかしツタの根の部分は外壁に吸盤のようにくっついているため、撤去に非常に手間が掛かります。
ツタの枝を引っ張っても途中で枝が切れ、ツタの根の部分は外壁に残ってしまいます。
またツタを引っ張った際に外壁の素材が一緒に剥がれてしまうこともあります。
外壁全体にツタが根を生やしている場合は特に撤去に時間が掛かります。
ツタの根については手作業で削り取ったり、また外壁を塗り替える場合にはツタの根をバーナーで焼いて吸盤を取り除きます。
外壁にツタの根が残っていると再びツタが生えてくることがあるため、ツタの根の除去は念入りに行います。
◆外壁の素材とツタの撤去
ツタの撤去については、外壁の素材がトタンなどの場合は比較的作業が楽になります。
一方、例えばモルタルのようなざらざらした素材の外壁にツタが生えている場合、撤去作業は手間の掛かるものになります。
モルタルなどの外壁では、ツタの撤去時に外壁の塗装だけでなくモルタル部分も一緒に剥がれるといったことが起こります。
そのためモルタルの外壁のツタを撤去して塗り替えを行う場合は、モルタルの下地補修が必要になることもあります。また場合によっては撤去しきれずに跡が残る場合もあります。
□まとめ
このようにツタの撤去の際には外壁の補修が必要になることもあります。
見積もりの際にはツタの撤去方法と、作業を始めてから補修が必要な場所が出てきた場合の追加費用の有無・程度などをあらかじめ確認されると良いでしょう。
外壁にツタの吸盤が張り付いてしまうと外壁の素材を傷め、またツタを取り除いても外壁に跡が残りやすくなります。外壁のことを考えると、外壁にツタを這わせたりといったことはせず、ツタに気づいた時点で早めに取り除いた方が良いと言えます。
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