塗装工事中に気をつけるべきポイントを教えて【外壁塗装セレクトナビ】

□塗装工事中の騒音や臭いについて

塗装工事期間中は高圧洗浄や下地調整などで電動工具を使う場合、また足場工事の際などに騒音が発生します。

また塗装中は大なり小なり臭いが発生します。（一般的に溶剤系塗料は臭いがきつく、水性塗料は臭いは軽くはなります）

工事期間中はこうした騒音や臭いなどがあるため、基本的には塗装業者が施工前に近所へ挨拶周りをして工事日程を知らせますが、近所付き合いの程度によっては事前に工事日程を知らせるなどの配慮をされると安心な場合もあります。

工事期間については一般住宅の場合1週間～10日前後になります。

□洗濯について

洗濯については、高圧洗浄の際の水の飛び散り、また塗料の臭い移りや微量の塗料の飛散が起こりうるため、塗装工事期間中は塗料が乾燥するまで屋外へ干すことはできるだけ控えることになります。

また外に洗濯物が干してある状態と全くない状態では塗装作業のしやすさも変わってくるため、丁寧な塗装をするためにも塗装工事期間中は外干しを避けるのが無難です。

また洗濯機が屋外にある場合、塗装工事中は洗濯を行わないほうが良い場合もあります。施工業者に確認をしましょう。

□ベランダなど外壁に近い部分に荷物を置かない

塗装工事の際はベランダなど外壁近くの荷物や植物は施工の妨げになります。塗装工事期間中は荷物を置かないなどの配慮が必要です。

□外壁塗装の工事中は外出可能

外壁塗装では、電動工具などを使用する際や高圧洗浄や塗料の希釈を行う際に水道や電気を使う場合がありますが、基本的には建物の外部に水道やコンセントがある場合が多いため、戸締まりをしっかり行えば外出に関しては問題ありません。

万一建物外部に水道やコンセントがない場合は在宅の必要がある場合もあるため施工業者しましょう。

水道や電気の使用料については一般住宅の場合1000円以下であることが多いようです。

外出時の緊急連絡先を施工業者に伝えておくと、施工中に確認の必要などが生じた際にスムーズに進むため安心です。

□防犯に気をつける

外壁塗装で足場を組む場合、建物の2階以上の部分にも足場を伝って外部から侵入しやすい状態となります。

そのため塗装工事中は建物の2階以上でも防犯について普段より注意が必要となります。

鍵の掛け忘れには注意しましょう。

□休憩中のお茶出しについて

基本的に施工業者の職人は、昼食や飲み物を持参するなどして用意しています。

しかし特に夏場の塗装工事の場合は、水やお茶など大量の冷たい飲み物は助かるという場合もあるようです。

こうしたものは必ず用意が必要なものではありませんが、塗装工事をお互い円滑に進めるためにできる範囲で多少の気配りをされるというのも良いかもしれません。

塗装の作業を行う人数としては、一般住宅の場合3～4人くらいが多いようです。

□トイレについて

塗装作業をする方のトイレについては、マンションなどの塗装工事でなければ架設トイレを設置するようなことはないようです。

近所のお店などで昼食などの買い物をする際に同時にトイレを済ませる場合が多いようです。

しかし近所にお店がない場合などは、依頼主が在宅している場合はトイレを借りることもあるようです。

そうした場合は施工業者からあらかじめ相談をするようですので、可能な範囲で対応しましょう。

□ビニールで窓が塞がれる場合もある

塗装工事の状況によりますが、養生の際にビニールで窓部分などを覆うことがあります。

換気ができなくなるため、特に夏場などはエアコンなどを使用しない場合は息苦しくなりがちなため注意が必要です。

養生に関しては、足場に養生を引っ掛けるなど通気を確保して養生を行うことが可能な場合もありますので、事前に施工業者に確認を行いましょう。

□塗料は現場に置くこともある

溶剤系塗料は施工業者が日々持ち帰り管理を行いますが、水系塗料は非危険物であるため現場に置くことがあります。

□疑問に思ったことはすぐに確認する

より満足度の高い外壁塗装を実現するためには、塗装工事期間中に疑問に思ったことなどはすぐに確認することがとても大切になります。

外壁塗装は頻繁に行うものではないため、疑問点については妥協せず話し合うことも重要ですし、その都度疑問点を解決することで依頼主側の不安感も軽減することができます。

作業している方に直接言いにくい場合は、工事管理担当者（現場監督）などに相談するのも良いでしょう。