保証期間中に頼んだ会社が倒産しました。どうすればよいですか？【外壁塗装セレクトナビ】

□保証書を確認しましょう。外壁塗装の保証には倒産後も保証されるものがあります。
塗装業者から出される保証書には、万一塗装会社が倒産した際にも保障されるタイプのものがあります。
塗装を依頼する際には必ず保証書を発行してもらい、また会社の倒産時も保証されるのか確認することが大切です。

昨今は景気が落ち込んでおり、現状は健全な経営がされている会社でも例えば10年後にきちんと会社として存在しているかというのはわからないところがあります。
そのため塗装会社を選ぶ際も、倒産後保証までつける会社を選択することは重要となります。

□外壁塗装の保証制度
外壁塗装業界には保証事業があり、塗装に関わるいくつかの団体でが少しずつお金を出し合いながら保証制度を運営し相互保証を行っています。
1つの会社が自主保証として出す保証書は、その会社が倒産した時点で意味のないものになってしまいますが、保証事業による相互保証制度であれば万一の倒産時にも組合や損保会社が保証を行うため安心です。

下記の３つが外壁塗装の代表的な保証事業による塗装保証制度になります。

◆建築産業専門団体連合会の「長期性能保証制度」
建築産業専門団体連合会は日本塗装工業会、日本外壁仕上業協同組合連合会など、35の組合や団体が加入しています。
・保証内容
外壁リフォーム工事に幅広く対応しています。
・塗装保証の期間
最長10年保証です。塗装を行った会社の倒産時も保証されます。

◆日本塗装工業会の「ペインテナンス」
日本塗装工業会には全国3000社が加盟しています。
日本塗装工業会の検査員が検査を行い品質保証書の発行も行っています。

・保証内容
外壁リフォーム工事に幅広く対応しています。

・塗装保証の期間
最長5年保証です。塗装を行った会社の倒産時も保証されます。

◆マスチック事業協同組合連合会の「長期性能保証」
マスチック事業協同組合連合会にはマスチック工法という塗装工法に関わる全国530社が加盟しています。
マスチック事業協同組合連合会は国土交通大臣認可を受けた長期性能保証事業で、組合単位で保証を行います。

・保証内容
マスチック工法はもちろん、マスチック工法以外の外壁リフォーム工事にも幅広く対応しています。

・塗装保証の期間
最長10年保証です。塗装を行った会社の倒産時も保証されます。

□まとめ
外壁塗装に倒産後保証がついていれば、倒産時の負担額が0円になる場合もあります。保証内容は保証制度によっても異なりますので、塗装工事を始める前に施工業者によく確認しましょう。