ジョイント
ジョイントとは、繋ぎ目、合わせ目のことです。英語ではjointというと目地、継手のことも指します。
塗装工事においては、ジョイントとはALC外壁やサイディング外壁の継ぎ目の部分、また継ぎ目の目地部分のことを指します。
□ワーキングジョイント
外壁の構成材は温度変化などの影響で伸縮し、その際に目地幅も変化します。
このように目地幅が変化する目地のことをワーキングジョイントと呼びます。
ワーキングジョイントの目地設計では、目地幅が変化することを考慮して目地幅、深さを決定し、接着性や弾性、耐久性など条件に合うシーリング材を用いて施工することが大切になります。
□ノンワーキングジョイント
ノンワーキングジョイントとは、コンクリートの継ぎ目地や誘発目地、建具周りの目地など、目地幅の変化がほとんど起きない目地のことを指します。
□二面接着と三面接着
◆二面接着
ワーキングジョイントでは、シーリング材が目地幅の変化に追従できるようにするため、目地の凹部にシーリング材が付着をしないようにします。
目地の凹部にはシーリング材を充填する前にバックアップ材やボンドブレーカーなどを使用します。
◆三面接着
ノンワーキングジョイントでは、シーリング材は目地部にしっかり密着させるように充填します。
□まとめ
現在、住宅の外壁はサイディングなどボードが多用されています。
サイディングなどではジョイント部分の目地設計が重要であり、目地幅は狭すぎても広すぎても良くありません。ジョイント部分の目地幅は許容範囲以内に納まるよう設定することが大切になります。