スレート屋根
スレート屋根とは、現在一般住宅において最も普及している薄型の屋根材です。
スレート屋根はセメントを板状にしたものに工場で塗装を施した屋根材になります。
製造メーカーの商品名であるカラーベスト、コロニアルなどと呼ばれることもあります。
スレート屋根については、瓦屋根とは違い定期的な塗装が必要となります。
スレート屋根の塗り替え時には、塗装前に高圧洗浄によってカビや藻、汚れをしっかり落とすことが重要になります。
また、2000年以前に製造されたスレート屋根にはアスベストが混入されているものが多いと言われています。
アスベストは塗膜で封じ込められている状態となりますのでそこまで問題ではないと言えますが、雨漏りなどがある場合や、屋根が劣化したまま長く放置していた場合などは、屋根材のリフォーム工事が有効であるようです。
□屋根の塗り替えに用いる塗料について
屋根は最も劣化が早い箇所であり、特に塗装による保護が必要な箇所です。
屋根は一番直射日光や風雨に晒される場所であり、屋根は外壁の約2倍劣化が早いと言われています。
そのため、もし壁と屋根を同じシリコン塗料で同時に塗り替えたとすると、屋根の塗膜は外壁よりかなり早く劣化することになります。
予算に余裕がある場合は、外壁はシリコン塗料で塗装し、屋根には高耐久のフッ素塗料で塗装するなど組み合わせると後の塗り替えの際の効率が良くなります。
使用する塗料のグレードを上げるとすれば、外壁ではなくまず屋根になります。
また屋根の塗装には遮熱塗料も最適な塗料の1つです。