タッチアップ
タッチアップとは、塗装が仕上がった後の塗装面に傷や塗り残しがあった場合に修正処理の塗装を行うことです。
また外壁を釘打ちした後に釘が見えないように周りと同色の塗料を用いてパテ処理をすることや、外壁の部分的な汚れや傷を既存塗膜の色に合わせて部分的に塗り替え塗装することもタッチアップと呼ばれます。
タッチアップにはタッチアップ専用の塗料もあります。
タッチアップは塗膜の厚さ、色合わせが難しいと言われています。
◆外壁の部分的なタッチアップ
外壁に部分的な落書きや汚れ、傷などがあり、外壁全体としては塗り替えの必要がない場合、既存塗膜の色に合わせて部分的にタッチアップを行います。
部分的な塗り替えとなるため工期も短く、費用も少なく抑えられます。
こうしたタッチアップの際は、塗りたての塗装と既存の塗装の差が目立たないようにきれいに塗り過ぎず、できるだけ補修したことがわからないように汚れやしみなどをあえて少し残すなどして施工することもあります。
◆外壁の釘を隠すタッチアップ
サイディングなどの外壁を釘打ちした後に、釘の頭が目立たないように外壁と同じ色でタッチアップを行います。
細かい部分ですが目立つ部分でもあります。
外壁に凹凸があるなど釘が目立ちにくいものであれば、釘のあとは隠れやすく、粗も目立たないためタッチアップの施工がしやすくなります。
また新築時に外壁材と同じ色のタッチアップを行った固定釘の頭の塗装が、外壁全体の塗装より早く劣化が進むこともあります。そうした場合にも釘の頭にタッチアップの塗装を行います。