ワイヤーブラシ
□ワイヤーブラシとは
ワイヤーブラシとは、針金によって作られたブラシのことです。
ワイヤーブラシは針金ブラシ、ワイヤブラシとも言います。
英語ではwelder’s brushes (ウエルダーブラシ) 、scratch brushes(スクラッチブラシ)と呼ばれます。
□ワイヤーブラシの用途
ワイヤーブラシは下地の汚れ・カビなどを落とす際や、金属のサビ落としや塗装はがしに使用されます。
またボルトのねじ山の汚れ、機械設備の汚れ落としにも使用されます。
□外壁や屋根へのワイヤーブラシの使用について
一般的な外壁・屋根塗装の場合は、ワイヤーブラシやサンドペーパーなどで汚れなどをこすり落とすよりも、高圧洗浄を行ったほうが下地がきれいになることも多いようです。
しかし材質や条件によっては高圧洗浄の使用が適さない場合もあるため、その場合にはワイヤーブラシまたはサンドペーパーなどで研磨して汚れを落とします。
□ワイヤーブラシの材質や形状
ワイヤーブラシのブラシ部分には、真鍮や鉄線、ステンレスなどが用いられています。またナイロン製の樹脂ブラシもあります。
ワイヤーブラシの柄についても、木製、金属製、樹脂製など様々なタイプがあります。
また電気ドリルなどに取り付けて使用するワイヤーブラシもあります。
ステンレス製のワイヤーブラシは研削力が高いため、鉄のサビ落としに使用すると錆だけでなく素材の鉄も削ってしまうことがあります。そのため鉄の素材にワイヤーブラシを用いる場合は、ある程度汚れを落とした後は真鍮ブラシで仕上げを行います。
ワイヤーブラシは長さや形状も様々で、ブラシの先に複数列の弾力のあるワイヤーを隙間なく配置しているワイヤーの曲がりにくいものもあります。