不陸(ふりく)
□不陸(ふりく)とは
不陸とは、水平でないこと、凹凸があること、表面が整形されてない状態を指します。
陸とは平ら・水平であることを指します。
・陸を見る…水平かどうかを見る
・陸が狂っている…水平になっていない状態
◆塗装における不陸とは
塗装においては、床や壁面、接合面などが平滑でなく凸凹があることや、水平でないことを「不陸がある」といいます。
塗装関係以外では、自然な状態の地盤や、盛土後に転圧などをしておらず表面にがたつきがある場合を不陸という場合も多いようです。また傾斜のない平面状の屋根は陸屋根とも呼ばれます。
□不陸の処理
不陸は下地の段階で適切な補修しないと仕上げ面に影響が出ます。
不陸はサンダーがけにより平滑にし、その後必要に応じて不陸調整を行います。
◆不陸調整とは
不陸調整とは、防水工事の際に、凹みなどによる水溜まりができる箇所がある場合に行う処置です。
不陸調整では凹み部分にパテやモルタルなどを埋めこんで平滑にします。