光触媒塗料
□光触媒塗料とは
光触媒塗料とは、紫外線が当たると自ら汚れを分解して浮かせ、雨などで浮いた汚れが洗い流されるというセルフクリーニング効果を持つ塗料です。
太陽が洗い、雨が流すという、自然の力だけできれいな状態を維持できる塗料として注目を集めています。
□光触媒塗料の特徴
光触媒塗料には以下のような特徴があります。
・紫外線によって汚れ・臭いを分解し、セルフクリーニング作用で塗膜表面の汚れを防止
・紫外線に強く、色あせ、浮き、剥がれ等が発生しにくい
・通気性があり防カビ・防藻効果が持続
・大気を浄化する効果がある
・耐候性・耐久性があり、長く綺麗な塗膜を実現
・耐久年数は15年前後でフッ素塗料と同程度
・価格は現段階でフッ素塗料と同程度かやや高め
・一般塗料と仕上がりは同じ
・トップコートが不要
□光触媒塗料のしくみ
光触媒塗料のセルフクリーニング作用は、塗料に含まれる白色顔料である酸化チタンによる効果です。
光触媒塗料は酸化チタンの以下のメカニズムを取り入れた塗料です。
◆紫外線が当たると汚れを分解(光触媒効果)
酸化チタンは紫外線に当たると活性酸素を生成しますが、この活性酸素には強力な酸化力があり、有機化合物(汚れなど)を水と炭酸ガスという無害な物質に分解します。
この作用を光触媒効果と言い、この原理は1967年に発見されていました。
◆紫外線が当たると塗膜が親水化
その後、酸化チタンに紫外線が当たると酸化チタン表面が水となじみ、超親水状態になる事が発見されました。
□光触媒塗料の具体的な効果
・外壁に使用した場合…紫外線によって塗膜表面に付いた汚れ・臭い(有機化合物)を分解し、また紫外線により親水化された塗膜は雨が降った際、汚れの下に水が入り込む形で汚れを洗い流します。
・ガラスなどにコーティングした場合…酸化チタンの超親水性による防汚効果で窓拭きから開放されます。
□主な光触媒塗料製品、メーカー
・光触媒塗料の商品名(メーカー名)
ハイドロテクトカラーコート(TOTOオキツモコーティングス)
デコチタンクリア(エスケイワイ)
ピュアコート(ピュアレックステクノロジーズ)
ST-Kシリーズ(石原産業)
光触媒塗料には海外やベンチャー企業などが続々参入しているようですが、効果や性能が疑わしいものもあり、また現れては消えるような会社もあるようです。光触媒塗料を使用する際は、実績のあるTOTOや、その他信頼できるメーカーの光触媒塗料を用いることも大切なようです。
□光触媒とは
まず触媒とは、自らは最終的に変化することなく、化学反応を促進(または 停滞)させる物質のことを指します。触媒は、自らは化学反応せず、他の分子が原子をやりとりする速度や、最初に必要となるエネルギー量(活性化エネルギー)を規定します。
光触媒というのは、光(紫外線など可視光以外も含む) が当たった際に上記のような触媒としての効果を発揮する物質、あるいは作用のことです。
逆に言えば、光が当たらなければ触媒としての効果がほとんどない、あるいはまったくないという性質があります。