暴露試験(ばくろしけん)
□暴露試験(ばくろしけん)
暴露試験とは、着色建材や塗料に使われる顔料の耐候性を調べる実験のことを指します。
具体的には、塗料を塗装した試験板を屋外の南面に一定の角度で設置し、夏冬通して色の変化や付着性能、剥離状況などの経年劣化の度合いを測定します。
また暴露試験の際には専用の試験器具が用いられることもあります。
暴露試験は塗料メーカーや塗装の施工業者が行います。
□塗装の暴露試験(耐候性試験)
塗料は同じ種類の原料を用いていても塗料メーカーによって多少性質が異なります。
塗装の施工業者が行う暴露試験としては、異なるメーカーの同じ材質・同じ色の塗料を使用して、屋外で数年にわたり塗装の耐候性を調べる実験などがあります。
・夏季・冬季の暴露試験…夏は風雨に、冬は積雪等にさらし、塗装の変化を確認します。
・既存塗膜との相性などの試験…塗り替えの際に古い塗装との新たに塗りつける塗料との相性・付着性や、新製品の仕上がり状態・耐久性などを確かめます。